夏も近づき使わなくなったセントラルヒーティングをオフにする時に気を付けたいこと
夏前にしておくべきセントラルヒーティングへの対応まとめ
セントラルヒーティングをオフにする手順
セントラルヒーティングをオフにする時に行う手順は、2つ。
1.ボイラーリモコン(床下暖房の運転スイッチも併せて)のスイッチをオフにする
2.パネルヒーターのメモリーを全開にする
この2つの作業で、セントラルヒーティングはオフにできます。パネルヒーターのメモリーを全開にしておくのは、使用しない間に弁が閉じたまま劣化するのを防ぐためです。
セントラルヒーティングを電気で使用している場合は、ブレーカーをきちんとオフにしておきましょう。ブレーカーを切り忘れていると本体に通電し、電気料金が発生したままとなります。
夏の間にメンテナンスを
セントラルヒーティングは、秋から春にかけてつけっぱなしにしておくのが基本。そのため、メンテナンスを行うのはセントラルヒーティングが稼働していない夏の間がベストです。
メンテナンスの内容は、業者にお願いして不凍液の交換をしたり、専用の道具を使ってしっかりとパイプの中の水抜きをしてもらったりといったもの。
こうすることでセントラルヒーティングを長く使うことができ、寒い冬を快適に乗り越えられます。
夏が終わり、再び暖房開始するはいつから?
セントラルヒーティングは、夏が終わって寒さが増す前に稼働させましょう。10月ごろには暖房を使い始めることをおすすめします。11月など寒くなってから稼働させると、完全に家の中全体が温まるまでに時間がかかってしまったり、家中を暖めるためのパワーを要するためかえって暖房費がかさんでしまったりします。
セントラルヒーティングは、室内の空気をじわじわと暖めるもの。ですから、一度スイッチをオンにしたらワンシーズンずっとつけておきましょう。旅行などで長期的に家を空ける場合も、低い温度で保温を心がけておきます。
セントラルヒーティングのみで寒いと感じる時には、ストーブやヒーターを併用して上手に寒さを乗り切ってください。
セントラルヒーティングとは?を知ろう
セントラルヒーティングとは
セントラルヒーティングとは、家の中全体を温める暖房器具のこと。海外では一般家庭でも多く使用されており、日本でも最近はその効果やデザイン性の高さから注目されています。特に北海道などの寒い地域では、多くの家がセントラルヒーティングを採用しています。
セントラルヒーティングには温水式と温風式の2種類があり、温水式のヒーティングのほうが広く使われています。
温水式のセントラルヒーティングは、ボイラーで温水を作って循環パイプで各部屋に巡らせ、各部屋に設置したパネルヒーターなどの端末機を使って部屋を暖めます。大きな建物なども効率よく温めることができ、冷めにくいという特徴があります。
一方、温風式は巨大なファンヒーターのようなもの。温風を循環パイプに巡らせる仕組みで、温水式よりも冷めやすいため、小さな建物に向いています。
セントラルヒーティングのメリット
セントラルヒーティングのメリットは、家の中全体が暖かいこと。家全体が温かいとヒートショックなどを起こしにくくなります。また、家具の配置を邪魔しないスタイリッシュなデザインもメリットの1つです。
セントラルヒーティングは火を使わない暖房システムなので、火災の危険性が少ないのも利点。熱源によって電気・ガス・石油を使い分けることができ、災害時にも安心です。
セントラルヒーティングのデメリット
セントラルヒーティングは、エアコンやストーブに比べると設置する際に費用が掛かってしまいます。また、24時間稼働させておくため運転費用も掛かります。省エネルギーで効きをよくするため、新築住宅の場合は断熱性を高めるとよいでしょう。
セントラルヒーティングの施工事例
セントラルヒーティングを利用して快適空間を作った事例を紹介します。
細長い土地を購入したSさんは夫婦共々高身長なため、既存の住宅設計では圧迫感を感じてしまうのでは…という懸念が。空間を圧迫するため、エアコンの配置をどうするかにも悩んでおられました。
そんな悩みを解消したのがセントラルヒーティング。室内空間を圧迫せず、家のどこにいても暖かい環境で、大満足な家づくりができたとお喜びいただいています。
施工したのは、札幌市での住宅棟数No.1(※)の豊栄建設。セントラルヒーティングの家の実績も豊富なので、住まいに関するお悩みはお気軽にご相談ください。
※北海道住宅通信社「住宅データバンク調べ」(2021年1~12月/関連会社の戸建注文住宅の合算値)