注文住宅の間取り決めで絶対に失敗したくない7つの注意点とは?
失敗ポイントをチェック!注文住宅の間取りの注意点7選
注意点1:収納スペース
間取りを考えているとついつい部屋を広くしたくなり、収納スペースが少なくなってしまうケースがあります。収納スペースが少ないと物を部屋に置かなければならず、生活空間が狭くなってしまうことも。
家族の人数や土地の大きさなどに合わせて、複数の場所に収納スペースを設けましょう。よく使う物は各個人の部屋に、年に数回しか使わない物は屋根裏に収納するなど使用頻度を目安にするのがおすすめ。
なお、戸建ての収納率(住宅の総床面積に占める収納面積の比率)は10~15%が適しているといわれています。
注意点2:生活動線
生活動線を意識した間取りを考えないと「洗濯機から物干しまでが遠くて行き来が大変」「ダイニングと洗面所が離れていて支度に時間がかかる」など、住みにくい家になってしまうケースも。
朝起きてから夜寝るまでどのような行動をしているかをイメージして間取りを考えるのがポイントです。また、子どもとの会話を増やすためリビングを通って2階に行けるようにするなど、理想のライフスタイルも考えつつ間取りを決めるとよいでしょう。
注意点3:コンセント配置
コンセント配置に注意しないと「移動する時にコードをまたがなければならず危険」「コンセントが少なくて毎回抜き差しが面倒」などの問題が起こる場合があります。生活動線や家電の配置場所を考えながらコンセントの位置を決めるといいでしょう。あらかじめ家具配置も考えておけば、家具にコンセントが隠れてしまうような失敗も防げます。
すべての部屋はもちろん、玄関や廊下の最適な場所にコンセントを配置するのも忘れずに。キッチンでレンジや炊飯器・電気ケトルなどさまざまな電化製品を利用したい人は、多めに配置するようにしましょう。
注意点4:窓の位置
「風通しが悪い」「窓を大きくしたら昼間は眩しい」「隣の家と窓が重なりプライバシー面に問題を感じる」といった、窓の位置や大きさによる失敗も考えられます。吹き抜け窓を設置する・隣の家と窓が重ならないよう配慮するなど、場所に合わせて窓を配置しましょう。
光や風がどのように家に入るのかは、一般の方はわからないのが当然です。窓の位置はプロに相談しながら検討しましょう。
注意点5:冷暖房効率
冷暖房効率が悪くならないよう注意しながら間取りを考えるのも重要なポイント。吹き抜け・ステップフロア・リビング階段などはおしゃれだからとよく取り入れられる傾向にありますが、冷暖房効率が落ちて光熱費がかかる恐れのある間取りのため注意が必要です。広い部屋には間仕切りを付ける、熱がこもりやすい場所には窓を設置するといった工夫をしましょう。
おしゃれさだけにこだわりすぎず冷暖房効率が良くなるような間取りを考えることは、快適に暮らせる家を作るために大切なポイントです。
注意点6:部屋の広さや数
部屋の広さや数に注意しないと「部屋の数が足りなくなってしまった」「リビングを広くすればよかった」「浴室が狭すぎた」などの問題が起こる可能性も。部屋数は適切か、家族で過ごすリビング・浴室・トイレは十分なスペースが取れているかなどを考えましょう。
家族が増える・子どもが独立する・高齢になるといった、ライフスタイルや将来の変化を想定しておくことも重要です。
注意点7:振動・騒音
「道路が近くて振動や騒音が気になって眠れない」「吹き抜けで2階まで声が聞こえる」など、振動や騒音が問題になる場合も。寝室と水回りの位置関係によっては、排水などの生活音が聞こえてしまいストレスを感じる方もいます。
道路や線路が近い土地なら静かに過ごしたい部屋を離して配置する、リビングからの生活音やテレビの音が気になるなら寝室を離すなど、音や振動が発生する場所を考慮した間取りを作りましょう。
注文住宅の間取りを決める時のコツ
理想の間取りを具体的にイメージする
間取りを決める場合は、どんな家でどのような暮らしをしたいのかを具体的にイメージしましょう。
例えば「みんなが集まる家」「ぬくもりを感じられる家」など、家のコンセプトやテーマを決めるのもおすすめ。家づくりの方向性が定まるため間取りのイメージもしやすくなります。
コンセプトや具体的なイメージを考える際の参考として、間取り事例などを集めておくのも良いでしょう。好みの間取りをストックしておけば、設計士と相談する際にも役立ちます。
動線に合わせて部屋を配置する
動線には家事動線、通勤動線、衛生動線、来客動線があります。
・家事動線:家事や掃除など、家事をする動線
・通勤動線:起きてから仕事や会社へ行くまでの準備動線
・衛生動線:トイレや洗面所、お風呂などの衛生面に関する動線
・来客動線:玄関から客間までの動線
実際に朝から夜までの動きをイメージして間取り図に動線を書き込み、スムーズな動線になっているか、適切な位置に収納があるかといった点を確認しましょう。
家族で意見を出して優先度を決める
家族それぞれに実現したい間取りの意見を出し合いましょう。予算や土地の大きさには限りがあるため、優先度を決めておくのがおすすめ。絶対に取り入れたい、できれば取り入れたいなどレベルを分けておきます。
逆に、今の家では使っていない・無駄だと感じる間取りやスペースをまとめておくことも重要なポイント。現状の不満を解消できる、満足度の高い間取りを作りやすくなるでしょう。
土地の特徴や周辺環境を把握する
間取りを考える場合には、その土地の広さや形状・方角などを把握することが大切です。建ぺい率(敷地面積のうち建物を建てられる面積)や容積率(敷地面積に対して建てられる建物の延べ床面積)などは、土地によって条件が異なるため注意しましょう。
隣家が近いと騒音やプライバシー問題が考えられるため、窓の配置を考えたり音が出るものを遠ざけたりするなどの対策が必要です。自然環境に恵まれている・隣家の高さが低いといった場合は、眺望や採光なども意識すると良いでしょう。
人気の間取りのメリット・デメリット
対面式キッチン
対面式キッチンは、リビングやダイニングを見渡せるためコミュニケーションが取りやすいことがメリットの一つ。壁側にキッチンがあると来客から丸見えになってしまいますが、対面式ならその心配もありません。また、壁側を食器収納スペースにできるため動きやすいのもメリットです。
リビングやダイニングと同じ空間にキッチンがあることにより、臭いが広がりやすい点がデメリット。油や水が跳ねてしまう可能性もあるでしょう。フラットなキッチンだと対面式でもキッチン内が丸見えになってしまうため、ある程度高さを設けたほうが安心です。
リビング階段
リビング階段は吹き抜けと合わせると開放感・明るさが感じられる間取り。また、階段を使う際にリビングを通るため「コミュニケーションが増える」「家族の帰宅・外出を把握しやすい」という点もメリットに挙げられます。
リビングと2階がつながっているため、音や匂いが伝わりやすい・冷暖房効率が下がってしまうデメリットも。また、階段を使う時にリビングを必ず通らなければならないため、来客時にくつろげなかったりプライバシーの確保が難しかったりする場合があります。
ウォークインクローゼット
ウォークインクローゼットは収納スペースが広いため「収納している物の管理がしやすい」「衣替えの必要がない」点がメリット。一方で広いスペースを確保しなければならないのがデメリットだといえるでしょう。
広いスペースゆえに収納が適当になってしまって、かえって雑然としてしまう場合も。広さによっては照明が追加で必要になる可能性もあります。
間仕切りできる部屋
間仕切りできる部屋は、子どもの成長や生活スタイルによって間取りを変えられる点がメリット。また、将来的に2部屋・1部屋にする場合に施工費が安く済みます。
一方で、間仕切り壁を施工する費用が余計にかかる点がデメリット。
2部屋にすることが決まっているなら、間仕切りにはせず2部屋にしてしまったほうが将来的なコストを抑えられます。また、コンセントの配置を考えておかないと分割後に使いにくくなる可能性もあるでしょう。
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【間取り事例】
・スキップフロア
スキップフロアや半地下にフリースペースを作り、高低差を活用したゆとりのある空間を演出。 → 事例写真を見てみる
・ファミリークローゼット
物置と専用部屋を間取りに取り入れ、大量のキャンプや釣り道具を収納可能に。 → 事例写真を見てみる
・吹き抜け
吹き抜けを作ることで家族の気配が感じられ、子どもも安心な家を実現。 → 事例写真を見てみる
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