吹き抜けの家を暖かくする方法はあるの?

吹き抜けでも温かくする3つの方法

吹き抜けは、1階の天井や2階の床を作らず縦に広くスペースを設けることで、開放感を作り出します。「風通しが良くなる」「光が入りやすい」といったメリットがあり、おしゃれな間取りになるでしょう。

しかし、スペースを広くすると室温のコントロールが難しいため空調効率が下がり、夏は暑い・冬は寒いといった状態になってしまいます。空調効率が下がると、光熱費も高額に。

そうならないために、吹き抜けの間取りでも断熱性能の高い住宅にする3つの方法をご紹介します。

断熱のための設備を導入する

吹き抜けがあると温かい空気が上昇してしまい、1階部分が寒くなってしまいます。対策としては、断熱材の導入を。

例えば、窓枠のサッシを断熱性の高いものに取り替えます。一般的に使用されることが多いのはアルミサッシですが、樹脂製のサッシにすると断熱性能が高くなります。吹き抜けのある部屋の窓は樹脂製に変更し、その他の窓はコストに合わせて検討すると良いでしょう。

窓ガラスを断熱性の高いものに変更してみるのも効果的です。おすすめはLow-Eガラス(ロウ・イーガラス)で、太陽熱を防ぐ効果があります。吹き抜け周辺やリビングだけでもLow-Eガラスに変更しておくと、断熱性能が高くなり、夏の暑さや冬の寒さを軽減できるでしょう。

簡易的な対策として、窓ガラスに断熱フィルムを貼る方法もあります。熱は窓ガラスから出入りするため、断熱フィルムを貼ることで室内外の熱を遮断し、室温を逃がしません。前述したサッシやガラスの変更と合わせて行うと断熱性能はさらにアップしますので、コストに合わせて検討しましょう。

暖房設備を導入して暖かくするのも一手。床暖房を設置すれば、下から暖めることで吹き抜けにありがちな「1階が寒い」という状態を緩和できます。

全館空調システムを導入すれば、全体的に室温を一定の温度で管理ができます。入浴時に多い、ヒートショックのリスクも減らせるでしょう。ヒートショックは、急激な温度変化による血圧の変動で、心臓への負担や心筋梗塞によって血圧が急激に変化し、ショック状態を起こしてしまうこと。おもに高齢者が起こしやすい症状ですが、長期的に住む住居には必要な対策といえます。

リビング階段を作るのもおすすめ。以前は廊下に階段を作るのが一般的でしたが、「コールドドラフト」が起こりやすく、寒い空間ができてしまいます。

コールドドラフトとは、階層の違いで寒暖の差が起こり、冷たい空気が下に溜まる現象を指します。例えば1階で暖房を使って部屋を温めていても、2階から冷えた空気が階段を通って1階に流れてくるため、1階もなかなか温かくならないという状態です。

コールドドラフトを防ぐために階段にドアを取り付ける住宅も増えましたが、移動するとき面倒に感じたり、階段を使うときに寒さを感じたりする人も多いようです。

このような現象を防ぐため、リビングに階段を設置し、1階から2階までの全体を温かくするのです。

光の調整ができるようにする

吹き抜けは採光目的として設けることが多く、高所に窓を設置して太陽光を取り入れます。しかし、日当たりの良い場所に家や吹き抜けを作ると、太陽光により室温が上昇しがち。また、冬場には冷えた窓から冷気が伝わり、室温を下げてしまいます。

対策としては、のれんや布を垂れ下げたり、カーテンを取り付けたりすると良いでしょう。吹き抜け部の窓は高所にある場合が多いため、簡単に開け閉めができるようロールスクリーンを取り付けるのも実用的です。

空気に動きを作る

冬になると暖房による温かい空気が吹き抜け上部に滞留し、室温が上がらないという弊害が生まれます。吹き抜け上部に滞留した温かい空気を下層階に送るために、シーリングファンを取り付けるとよいでしょう。天井部に取り付け、扇風機のように回して下層階に空気を送ります。

また、サーキュレーターを使って下に降りてきた暖かい空気を横方向に動かす方法も効果的です。サーキュレーターは扇風機とは違い、空気をまっすぐ遠くまで流すため、集中的に冷やしたり温めたりしたいという場合に役立ちます。また、コールドドラフト対策として、階段に向けてストーブを使う方法も効果的です。

吹き抜けの家が寒くなる理由は?

見た目がおしゃれで開放的な吹き抜けの家ですが、吹き抜けの家やリビングに階段のある住宅は、仕切りが少なく温かい空気が逃げてしまうため、寒くなりやすいという傾向があります。温かい空気は軽さで上昇し、冷たい空気は重さで下降するという性質があるため、吹き抜けのような開放感のある間取りの住宅では低層階が寒くなってしまうのです。

空調管理が難しくなる吹き抜けやリビング階段のある間取りにしたいなら、気密性や断熱性に優れた施工技術を持っている住宅会社を選びましょう。気密性と断熱性が高ければ、吹き抜けやリビング階段があっても温度差が起こりにくい家になり、快適な環境で過ごすことが可能です。

家づくりは決断の連続です。

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吹き抜けのメリットとデメリット

吹き抜けの住宅には多くのメリットのほか、デメリットも存在します。ひとつずつ確認していきましょう。

吹き抜けのメリット

吹き抜けは、なにより開放的でおしゃれ。縦にできたスペースは開放的な空間を演出します。高い位置に窓を設置して太陽光を取り入れれば、天候にもよりますが、日中は電気を使用しなくても明るい空間で生活でき、電気代も節約できます。

吹き抜けがあると、別の階で生活する家族の様子を感じられます。家族の存在を感じられると安心感も生まれ、声や音が通りやすいため、お互いの存在を感じられる住まいになるでしょう。

お子さんのいるご家庭なら、吹き抜けのリビングに階段を設置する「リビング階段」がおすすめ。外に出るときは必ずリビングを通る導線になるためお子さんと顔を合わせる機会が増え、会話も弾むことでしょう。

吹き抜けやリビング階段は暖かい空気が2階に上がるため冬は寒くなりがちですが、夏は涼しく過ごせるのもメリット。逆に2階は熱がこもりやすいため、扉と窓を開けて空気の通り道を作るなど、熱を逃がす対策を検討しましょう。

吹き抜けのデメリット

吹き抜け住宅は、空調管理や床暖房など、室温を適正に保つ工夫が必要。その分電気代が高くなりやすく、毎月の光熱費が嵩んでしまう可能性もあります。太陽光パネルを設置して自家発電を行えば光熱費対策になりますから、コストに合わせて検討してみると良いでしょう。

吹き抜けは開放感があることがメリットですが、吹き抜けを設けた箇所がひとつの大きな空間になるため、音や声が響くと感じる人もいます。感じ方には個人差があるため、モデルハウスなどで音の響きを体験してみると良いでしょう。

吹き抜けの高い位置の窓掃除は、業者しか対応ができないケースもあります。また、吹き抜け部に照明があると、電球が切れた際の交換も一苦労。LEDの長期間使用できる電球を使用して交換頻度を下げましょう。

2階以上のフロアは生活スペースが狭くなってしまうのも、吹き抜けのデメリット。家族が多く個室がたくさん必要な方には向かない間取りとなるでしょう。

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北海道で断熱性能の高い吹き抜けのある家を建てるなら

北海道札幌市に本社を構える豊栄建設は、札幌市で施工棟数NO.1の住宅会社※。吹き抜けのある家の施工実績も多く、寒くなりがちな吹き抜けがありつつも、寒冷地である北海道でも快適に過ごせる住まいを創り上げています。

遊び心満載な、吹き抜けのある家

1階はLDKとバストイレのみ、というシンプルな間取りに、個性的なこだわりが沢山詰め込まれた住まいです。

玄関から3帖分横に広がる土間スペースは、自転車やベビーカーといった家の中には入れられないけれど外に出しっぱなしは心配なものの保管場所や、ご主人の趣味であるスノーボードの手入れをするスペースとして活躍。ハンモックも吊られており、読書やリラックスタイムを楽しめるユニークな空間に仕上げました。

大きな窓から光が降り注ぐ吹き抜けには、海外から取り寄せたという白いリーディングネットが貼られ、階下の様子を伺ったり、上に乗って遊んだり寛いだりもできるようになっています。

子育て&家事楽アイデアが詰まった、吹き抜けのある家

ナチュラルテイストで統一された可愛らしい家は、奥様の希望と工夫が沢山活かされています。

将来的に料理教室を開けたら…という夢のために、調理台を挟んで向かい合えるオープンキッチンに。背後には好きな雑貨を並べているから、お料理のモチベーションが上がります。

大きな窓を配置した吹き抜けのリビングは、お子さんと寝転がると満点の星空が見えるお気に入りのスポットに。小さめの照明を複数吊り下げることで、吹き抜けもナチュラルで可愛い雰囲気に演出しています。

吹き抜けはもちろん、デザインや性能、暮らしやすさなど、お客様のこだわりに合わせた多彩な家づくりができるのが、豊栄建設の強み。

札幌市・江別市・石狩市・千歳市・恵庭市・苫小牧市にあるモデルハウスでは、吹き抜けをはじめとした創意工夫がたっぷりな家々を自由にご覧いただけます。

憧れの「吹き抜けのある家」を、ぜひご体験ください。

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※豊栄建設とグループ会社のロゴスホームの合算/住宅データバンク調べ(2021年1月~12月)

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