好みが異なるご夫婦の「ちょうどいい」住宅
ご夫婦で住みたい家の理想が違うことってありますよね?
この場合、どちらかが譲ったり、諦めたりして、家づくりを進めていきますが、今回ご紹介するH様は、おふたりの「ちょうどいい」を見つけ、納得のお住まいを実現されました。
なるべく空間を仕切りたいご主人と
開放感を望まれる奥様。
相反するご希望を前に、豊栄建設はどのような解決策を提案したのでしょうか。
お二人にお話を伺ってきました。
Q:家を建てようと思ったきっかけは?
「新居を建てた場所にはもともと僕の生家があり、結婚後もずっと家族で住んでいました。築30年近く経っていて、いつかは建て替えないといけないと思っていた矢先、ついに雨漏りなどいろいろと不具合が出てきて…。それで新築しようと決心しました」とご主人。
そこで、資料請求した住宅メーカーの中に豊栄建設がありました。
「私たちには、こんな家にしたいというこだわりが各所にあったので、自由設計は必至。また、金額を抑えつつ広さも確保したかったので、それらを叶えられるのは豊栄さんだと思いました」と奥様。
ローコストでありながら、構造的にも安心できるつくりにご主人も納得され、豊栄建設に決定。
念願の新居づくりが始まりました。
Q:どのようなご要望を伝えましたか?
「僕も妻もそれぞれ要望があったのですが、住みたい家の理想が相反していたんです」
ご主人は、室内の温度調整がしやすいよう、なるべく仕切った家に。
奥様は、全体的に開放感のある家にしたかったとのこと。
そこで最初に検討されたのが“吹き抜け”でした。
「妻はどうしてもリビングに吹き抜けがほしかったようですが、吹き抜けは空間に高さができるので、室温調整が難しく、夏は暑く、冬は寒いのかなと思いました」
おふたりのご要望をうけて、豊栄建設が出した提案はこちら。
リビングではなく、玄関ホールに吹き抜けを設け、開放感を演出するというもの。
奥様のご要望であった、海外住宅のような装飾手摺(LIXIL:オープン用木質手摺C型/クリエアイボリー)が映える空間になりました。
さらに、玄関ホールとリビングの仕切りについても、ご主人は「仕切る」、奥様は「仕切らない」と意見が分かれたそう。ここについても…
アンティークガラスを使った可動間仕切り引き戸(Lasissa S/クリエアイボリー)を入れたことで、空間を仕切りつつも、適度な透け感で開放的な雰囲気に。
ご要望であった「仕切る」と「開放感」を兼ね備えた仕上がりに、おふたりから「とても満足」という嬉しいお言葉をいただきました。
「間取りを決めているときは、光熱費が高騰するとは思ってもいませんでした。今となっては主人の希望どおり、空間を仕切って正解だったなと思っています」と奥様。
とはいえ、奥様の「開放的」というご要望もあったからこそ、実現した空間であると感じました。
Q:ほかに、満足されているところはどこですか?
「私の書斎スペースです」と奥様。
勉強ができる場所がほしいと書斎スペースをご希望され、当初は集中できるようにと個室を考えていましたが、ご予算などの関係上、オープンフロア型に変更。
本棚やカウンターを造作した、素敵な書斎が完成しました。
「サイズの違う本ごとにまとめたかったので、棚板の高さをランダムにしてもらいました。とても整理しやすく使いやすいです」
設置場所はリビングの奥まったところで、システムキッチンがちょうどいい目隠しとなり、オープンでありながら個室のようなプライベート感もあるとのこと。
ご家族がリビングでくつろいでいても、勉強に集中できそうです。
Q:ご主人のお気に入りはどこですか?
「僕のお気に入りはこれからです(笑)」
1階にご主人の部屋があり、実は部屋の前にインナーガレージをつくり、自室から行き来できるようにしたかったそう。
「でも、インナーガレージは結構な金額になります。なのでやめて、外付けのガレージを買おうと計画しています」
そこでトレーニングをしたり、スキー板にワックスをかけたり、ご自分の趣味に没頭したいとのこと。
「目下の課題は、わが家の可愛らしい外観に合ったガレージを見つけること。妻もそれを一番気にしていて。のんびりやっていこうと思います(笑)」
Q:改めて豊栄建設で家を建ててよかったと思うことは?
「ローコストでこの広さとクオリティで建てられたのは豊栄さんのおかげだと思います。営業さんをはじめ、設計さんも、コーディネーターさんも、丁寧で親切でした。何度も変更をお願いしているにもかかわらず、快く引き受けてくださって、建てている間も、完成した後も、全部満足しています」とご主人。
打ち合わせ以外でも、LINEを通じて連絡を取り合うなど、やり取りがとても多かったそうです。その都度、おふたりの妥結点を見つけようと、たくさん考え、さまざまな提案が出されました。
そのことをH様ご夫婦はしっかり見てくださっていました。
Q:最後に、これから家づくりをされる方へアドバイスを
「今はインターネットで情報を集められます。打ち合わせでは何を伝えたらいいか、入居前は何をしたらいいか、家づくりをするときあると便利なものなどもわかるので、家のテイストはもちろん、便利情報も収集するととても役立つと思います」
リビングなどのシャイニーな雰囲気とは一変、トイレはダークブルーのクロスを使ったゴシック系にまとめました。「小さい空間で遊びたいと思ったので」と奥様。
広く使いたいというご主人のご要望により独立洗面台(アイカ工業)を設置。帰宅後でも、トイレ後でも使いやすい場所に「めっちゃ良いスペースにつくってくれた」と評判です。
キッチン前の柱の巾木は、装飾材として活用されている「みはし スィートエレガンス/ホワイト」を採用。この巾木は高さが15㎝あり、シンプル&ゴージャスな雰囲気に仕上がりました。
「入り口を門のようにしたかった」という奥様のご希望に応えた外観。