日常に遊び心をプラス!ハンモックとリーディングネットのある家
今回お邪魔させていただいたのは札幌市内にあるA様ご夫婦のお宅。
こちらのお宅、取材チーム一行が訪問前から特に興味津々だった空間がありました。
間取図にある3帖の「土間スペース」(水色の部分)です。
土間は、子供が遊ぶ空間としてちょっとした遊具をおいたり、アウトドアグッズなど家の中には入れたくないけれども雨ざらしにはしておきたくはないものを収納したりするスペースとして取り入れる人が増えているのですが・・・果たして今回は?
訪れてみると、A様邸の土間は、スタイリッシュなグレーのタイル敷きに、セメントの質感を活かした無垢の建築素材“SOLID”を使用したアクセント壁、そして自転車やハンモックのある空間でした。
Q:土間にしたのはどのような理由でしたか?
スノーボードが趣味なので“家の中でボードの手入れが出来たらいいな”と考えたのが始まりです。土間はリビングとひと続きになっているので、冬に寒さを感じることもありません。作業しながら、リビングで過ごす家族と会話もできますし。夏には大きな窓からたっぷり注ぐ日差しを浴びながら、ハンモックに揺られてのんびりしています。
Q:そのハンモックを吊るしている位置から2階を見上げると、白いネットがかかっています。こちらは?
『リーディングネット』と呼ばれるネットです。
その名の通り読書(reading)を楽しんだり寝転んだりできる耐久性のあるネットで、網目からは階下の様子や、家族の声をうかがうこともできます。せっかくだからこの吹き抜けの空間も何かに活用できないか、とインターネットでいろいろ探して海外から取り寄せました。いずれ子供ができて、少し大きくなったら秘密基地みたいに楽しく遊べる空間にもなると思うし、1階と2階をちょうど良くつないでくれるスポット。
これは正解だったなって思います。
Q:2階のフリースペースはどのように活用されているんですか?
現在は文字通りの“フリー”な場所になっていて、実は具体的な活用法はこれから考えようかと。ゆくゆくはダーツボードをおいたり、壁に取り付けているピクチャーレールに好きな絵を飾ったりできたらいいなぁと夫婦でアイディアを出し合っているところです。
Q:壁紙のセレクトが個性的でステキですね
もともと『ブルックリンスタイル』を家づくりのテーマにしていて、目指したのはニューヨークのブルックリンにあるカフェのような家でした。レンガ調の柱やアンティーク感のあるパーケット柄の床、落ち着いたトーンの配色でまとめたインテリア。こうしたベースのイメージに自分たちなりの遊び心をプラスした感じです。カタログからたくさんのパターンを見て『これだ!』と思えるものを探す作業もワクワクして楽しかったですね。
Q:こうしたワクワクする家づくりのアイディアはどこから?
写真アプリなどを活用して海外のおしゃれな部屋の写真をたくさん見て研究しました。もともとおしゃれなインテリアの写真を見たりするのが大好きだったんです。豊栄のスタッフさんたちのアドバイスも参考になりました。
Q:豊栄建設で家づくりをしようと決めたきっかけは何でしたか?
同僚が豊栄さんで家を建てたことがきっかけです。理想通りの住まいで暮らすことが叶った!という話を聞いているうちに、かねてから希望していた家が豊栄さんなら実現できそう!と思いました。
Q:豊栄建設の担当者の印象はいかがでしたか?
アドバイスを聞いていると、私たちが目指している家をとてもよく理解してくださっているんだな、と思う場面がしばしばありました。こだわりたい部分や妥協したくないポイントがいくつかあった中、自分たちの『実現したいこと』を、真摯に受け止めてくださって理想のひとつひとつを設計図に落とし込んでくれました。やはりプロの方のアドバイスはとても有難かったです。
Q:実際に住み始めて、率直な感想はいかがですか?
快適です。家で過ごすことが前よりもっと好きになりました。そしてこの家には“これから”の部分もあるのが楽しい。フリースペースの活用方法もそうだし、今は使用していないのですが、いずれは2階の洋室を子ども部屋にするつもりなのですがそこをどんな部屋にしようか、と考えたり。ライフスタイルや家族構成の変化に合わせながら、時間をかけてこの家を『自分たちの家』にしていきたいですね
カウンター部分の壁紙に注目。
本物の木箱を並べたようなアンティーク感がお気に入りポイントだそう。油がたまりづらく掃除しやすい換気扇や食洗機、自動水栓など機能性も重視したのは、「奥様が家事をしやすいように」とのご主人の優しさあふれるアイディア。
実はここもこだわりポイント!
階段手すりと2階吹き抜け部分の柵に採用したブラックスチール。丈夫なのはいうまでもなく、空間全体を包むブルックリン調のデザインにもぴったりで、その色使いがトーンの引き締め役にもなっています。
2階トイレはユニークなフクロウ柄をアクセントに。
家の中のデザインに関する部分は、ご夫婦で相談しながら、最終決定はご主人というパターンが多かったそうですが、この壁紙は奥様の一目惚れで奥様が即決したのだとか。