家族でほっこり。小上がり&堀りごたつのある空間
今回お邪魔したのは、生後11ヶ月(取材時)のお子さんがいるH様邸。
注目はなんといっても、1階の「小上がり」。まずは図面をご覧いただきましょう。
リビングから、ひとつながりの空間として小上がりがあります。
ここは掘りごたつが取り付けられていて、ご家族が食事をするための空間なのだそう。
とっても個性的でありながら、続くリビングともしっかり調和しています。
今回は、この素敵な空間を含めた家づくりのこだわりをご夫婦にお伺いしました。
Q:ご自分たちの家を建てようと思ったきっかけは?
「もともといずれは自分たちの家を持ちたいという思いがありました。なぜ今なのか、というと、子供が誕生したことが大きな理由です」とご主人。取材に同席してくださった奥様も、当時を思い出しながら「ひとつの地域の中で子育てしたいという夫婦共通の思いがあったので、子供が保育園に入る前に定住したいと考えて決意しました」と振り返ってくださいました。
Q:家づくりを豊栄建設に依頼することになった経緯は?
奥様は「注文住宅の総合相談窓口、SUUMO(スーモ)カウンターに足を運んでアイフルホームに依頼することになったのがきっかけです。いくつか工務店さんを案内していただいた中で、予算との兼ね合いやスタッフさんの印象などがとても良かったので豊栄さんにお願いしようということになりました」。
ご主人からは「実際に家づくりを進めていくと、とても丁寧に希望を聞いてくださって、小さな疑問でも相談できる雰囲気がとても良かったです。また希望を叶えてくださったのはもちろん、リビングを広く見せるために天井の梁を見せる手法など、豊栄さんからの提案でより自分たちの理想の家に近づけることができた要素もたくさんあります。お願いして良かったな、と思っています」とのこと。
Q:小上がりのある個性的な空間にした理由はなんでしたか?
「和の要素って落ち着けるしなんかいいなぁ、と思って(笑)」とご主人。和食を中心とした居酒屋などに行くと、囲炉裏があったり、掘りごたつがある席をよく見かけ、以前からその雰囲気に憧れていたのだそうです。「ああいう空間で家族みんなでゆったり食事ができたらいいな、という思いがあって、どうしても僕がこだわりたかった部分です。毎日食事する場所になるので、掃除しやすいようにビニール畳を採用したり、足元が冷えないように暖房の入り方も工夫しました。和のテイストということで、ちょっと特別な空間ではあるのですが、キッチンやリビングと続く場所なので、壁の色や窓の配置など、1階全体での統一感が出るようにしています。こだわっただけあってお気に入りのスペースです」。
Q:家づくりにあたって他にこだわった部分はどんなところですか?
「私の産休が明けたら仕事に復帰する予定なので、家事のしやすさにはこだわったと思います。」と話しはじめてくださったのは奥様。「ロボット掃除機が稼動しやすいように段差を少なくしたり、洗濯物の室内干しのスペースを広めに取ったり。キッチンからはリビングや小上がりで過ごす子供の様子がよく見える造りにしたり」と、たくさんのこだわりを込められたのだそうです。
ご主人がこだわったのは階段の位置だったそうで、「あえてリビングの外にしました。2階の洋室はいずれ子供部屋にする予定なのですが、玄関から家に入ってまっすぐ子供部屋に行けるように。最近は家族の様子がよくわかるようにリビングを通って2階に上がるスタイルがトレンドとは聞いていたのですが、子供が思春期に成長したら、子供だけの世界も必要かな、って」。
プライバシーを守れる部分があった方がいいと考えてくれるお父さん・・・素敵です。取材に伺ったスタッフもそれぞれの思春期を一瞬思い出しましたもの。まっすぐ自分の部屋に入りたい日・・・確かにありました(笑)。
Q:実際にこの家で暮らすようになって変化はありましたか?
奥様は「一番うれしいのは、子供がのびのび過ごせるようになったことですね。以前は賃貸マンションに住んでいたので、子供の泣き声や動き回ったりする音というのにどうしても神経質になってしまいがちでしたし、子供にも我慢させてしまっていた部分があったと思います。家事もしやすくなって、家族みんなの笑顔が増えたと思います」。
ご主人からは「駅まで歩く距離が以前より長くなった分、通勤だけは少し大変になったのですが、運動不足を解消できて良かったな、と前向きにとらえています(笑)。子供に関しては本当にその通り。男の子なので元気いっぱいこの家で成長してほしいですね」。
お子様を挟んでお二人の笑顔が弾けた瞬間でした。お子様の声が元気いっぱい、のびのびと響くお住まい。
お住まいの各所にちりばめられたこだわりのポイントをさらに詳しく5つご紹介しましょう。
「外に物置を用意しなかった分、たっぷり収納できるスペースを確保したかった」(ご主人)という土間収納には、外套や靴、アウトドア用品、お子様の外遊びグッズなどが収められています。区切りの多い棚やコート掛けなど、整理しやすい造りに大満足だそう。
2階主寝室のウォークインクローゼットの壁紙は個性的なサファリ柄。
「人目につくところを中心に割とシンプルな色合いで全体のイメージを統一しているので、ここにだけ遊び心を取り入れてみました」とご主人。
ご主人たっての希望で取り入れた小上がり。
家族そろっての食事する特別な場所です。堀ごたつは上下左右暖房が入る設計で冬場でも暖か。リビングとの段差部分は収納スペースになっていて、ここにはロボット掃除機の「基地」もあります。
リビング全景。
フラットな床や家具の高さなど、ロボット掃除機が稼動しやすいように工夫された配置になっています。写真中央奥が小上がりのスペース。天井の梁はあえてむき出しに。リビング全体を広く見せることができます。
洗面スペースは大人2人が立てる広々設計。
「出勤準備であわただしい朝に、一人が歯を磨いている間、もう一人が髪をセットしたりできるといいな、と思ったんです」(奥様)と共働きのご夫婦ならではのアイディアから生まれた空間です。