ライフステージに順応する、将来を見据えた家。
家を建てるとき、最初に、新居でどのような暮らしをしたいか、思いを巡らせると思います。お子様がのびのび暮らせる家。好きなことに打ち込める家。広々としたキッチンで家事を楽しめる家。気の合う仲間を気兼ねなく招待できる家……。
今回、ご紹介するS様は、現在の暮らしはもちろん、そこからずっと先の、将来も見つめていました。お子様たちが大きくなり、中学生、高校生、大学生になったとき、そして、お子様が独立して、ご夫婦ふたり暮らしになったときに、どんな家であってほしいか。
ライフステージに順応する、さまざまな工夫をお聞かせいただきました。
Q:家を建てようと思ったきっかけは何でしたか?
「ずっと道外で暮らしていて、私も妻も北海道出身ということもあり、いつか故郷に戻りたいと。その際は、家を建てようと考えていました。そして昨年、北海道転勤の辞令が出まして、本格的に家づくりの計画を立てたんです」とご主人。
江別市を選ばれた理由は、ご主人のご実家があるエリアだったから。お子様が小さいこともあり、ご両親のサポートを受けやすい場所に家を建てたかったというのが、大きな理由でした。
Q:豊栄建設とはどのようにして出会いましたか?
「実は、私の兄も豊栄で家を建てていて」とご主人。
ご主人のお兄様、豊栄建設の家をたいへん気に入っていただき、ご友人にも薦めてくださったそう。紹介された方々からも、「納得のいく家を建てられた」「満足している」と大好評。そのお話を聞かれて、豊栄建設にしようと決断されたそうです。
「他メーカーのモデルハウスも見学しに行きましたが、基本設計から変更できない、不要な設備が付いてくると言われて。ですが、豊栄は、自分たちの住みたい家を自由に設計できると聞き、それが決め手になりました」
予算内で理想の家を実現する。これこそが豊栄建設のチャレンジ999の特長。
ここに魅力を感じられる方がとても多いです。
Q:どのような家にしたいと考えていましたか?
「これから長く付き合っていく家なので、シンプルで住みやすい家にしたかったです。ずっと暮らしていくうちに、環境はどんどん変わっていきます。今、ベストな状態でつくっても、10年後、20年後はベストじゃなくなるはずです。そう考えたら、あまり凝らず、いくつになっても使いやすい、シンプルな家にしたいと考えました」とご主人。
奥様も同じ意見で、特に意識したのは老後のことでした。体力的なことを考えたら、出来るだけ段差は減らし、通行頻度の多い開口部は転倒リスクの低い引き戸を採用、そして、2階の寝室まで行くのが難しくなったときに備えて、1階に和室を設けました。
生活動線もコンパクトで、ご高齢になったおふたりが、快適に暮らしている様子が目に浮かびます。そのような、先を見据えたご主人の考えに、とても感動しました。
もちろん、今現在の暮らしにも、とてもマッチしている家とのこと。まだまだ子育て真っただ中のS様ご夫妻。上のお子様がとても活発で、だからこそ、シンプルなデザインを選んで正解だったと話します。
「吹き抜けやアイアンの階段手すりなど、おしゃれだなと思いましたが、絶対、うちの子はケガするよねと。暮らしていく中で、どんな危険があるかということも考えながら、家づくりを行ないました」と奥様。
将来を考えた家づくりが、結果、子育てする上でも危険の少ない家づくりに結び付いたようでした。
Q:実際に生活してみて、特に気に入っているところはどこですか?
「生活動線です。主人と息子がサッカーをやっていて、試合や練習がある日は、頭の上から足の先まで泥だらけになって帰って来ます。ですが、玄関から直接浴室へ行ける動線にしてもらったので、リビングを通らずにお風呂に入れるんですよね。掃除も楽ですし、本当に便利です」と奥様。
また、浴室へはキッチンからも行ける回遊式なので、お子様が一人で入浴していても、夕飯の支度をしながら、その様子を感じることもできます。
どこにいても、何をしていても、お子様に目が行き届きやすい。それも、気に入っている点だとおっしゃってくださいました。
Q:他にこだわったところを教えてください
「クロスです。いい壁紙を使いたかった」とご主人。
クロスには、防カビ、抗菌、消臭など、さまざまな機能を持ったものがありますが、どうしても避けられないのは「キズ」です。人通りの多い廊下や玄関、リビングなど、誤って擦りキズを付けてしまうことがあります。
そこでS様が選んだのは、トキワのマッスルウォール。摩擦に強く、キズが付きにくいのが特徴で、きれいな空間を長く保つことができます。
また、寝室には、ファイテンクロスを採用。スポーツシーンで愛用されているアクアチタンを含侵させた壁紙で、疲労回復やリラックス効果があると言われています。
また、お子様の部屋の壁紙にも、ちょっとした工夫を取り入れました。
「年齢に応じて好きなようにアレンジできるよう、壁はシンプルな白のクロスを選びましたが、天井だけ蓄光を施したものを使いました。電気を消すと、天井いっぱいに星空が広がるんです。子どもたち二人とも星が好きなので」
Q:ところで、バルコニーがあるんですね。チャレンジ999の家では珍しいです
「オプションで付けてもらいました。洗濯物を干す場所がほしかったためです」
晴天時はバルコニーで。外には干したくないものは、2階ホールに設けた洗濯ポールへ。対面に設けた階段踊り場の窓を開けると、気持ちいい風が吹き抜けていき、部屋干しでもカラッと乾きます。
「毎日洗濯したいと思うくらい、気持ちよく乾くんです」
Q:改めて、豊栄建設で家を建てて良かったと思えることは?
「家を建てた経験がある先輩たちから『図面と実際に建った家はまったく違う』とよく言われました。しかし、豊栄はそうではありませんでした。出来上がった家に入ってみても、違和感がないというか、図面で見た印象そのまま。こちらが描いたイメージを各職人さんにしっかり伝えてくれたんだと思いました」とご主人。
奥様も「棚の色など、なかなか決められずにいたときは、真っ先にインテリアコーディネーターさんに相談していました。そこでいただくアドバイスは的確で、とても助かりました。こちらが気づかないことにも細やかに配慮していただき、プロってすごいなって改めて感じました」
何よりも「自分の部屋ができた!」と、大喜びのお子様たち。同行したインテリアコーディネーターと担当営業を、嬉々として自室へ案内する後ろ姿が、とても可愛かったです。
外で遊ぶのが大好きなお子様たちのためにテラスを設置。近々、新築祝いにいただいた野外用クッキングコンロを使ってバーベキューを行なうとか。
全体的にナチュラルカラーでまとめていますが、キッチンはネイビーをアクセントカラーとして使用。メリハリのある空間が完成しつつも、木目調のマットな質感が調和。奥様もたいへん気に入っている様子でした。
「寝室には何も置きたくなかったので」というご主人のご要望に応え、ご夫婦の寝室には、3帖のウォークインクローゼットをつくりました。衣類はもちろん、チェストなどの家具類もすべてこちらに収納。
各階にトイレを設置。1階のトイレはゲスト用でもあるので、ナチュラルカラーのエコカラットを施し、おもてなし感を演出しました。
洗面台も各階に設け、2階は家族用として使用。「歯磨きをしてすぐ寝室に行けるので便利です。また、空気が乾燥する季節は加湿器を使うので、水を補給するのにわざわざ1階まで下りなくてもいいです」