立地からしつらえまで、お子さまへの愛がつまった住まい

札幌市I様邸

どのような家にしたいかを考えたとき、さまざまな選択肢があると思います。趣味を楽しめる家、おうち時間が快適になる家、とことんおしゃれにこだわった家、ライフステージに順応できる家などなど。

今回ご紹介するI様ご夫婦は、「お子さまのことを最重視した家」を選ばれました。今はもちろん、もっと成長した先のことも考えたという、ご夫婦の愛がつまったお住まい。

どのようなことを想定され、工夫されたのか、お話をうかがってきました。


 

Q:家づくりを決断したきっかけは?

「子どもが生まれたことでした」と奥様。

もともと、家賃を払い続けることに不合理さを感じていたというご主人。以前のお住まいは、駐車場代も含めて約8万円の家賃だったそうで、この額で十分、家を建てられると、よく奥様にお話されていたそうです。なので、ゆくゆくはマイホームを持とうと思っていたとか。

その背中を押したのは、2019年11月に誕生されたお子さまでした。

そこでまず始めたのが、土地探し。ご夫婦が条件として出されたのは、お子さまのことを最優先に考え、安全性の高いファミリー層が多いエリアで、保育園や学校、小児科が近くにあり、なおかつ、中心部へのアクセスが便利で、最寄り駅、特に地下鉄駅までバスを使わずとも行けるところでした。しかし、なかなか希望どおりの土地が見つからず、決めきれない状態が続きました。

 

 

Q:豊栄建設とはどのように出会いましたか?

「土地情報を得ようと、インターネットで検索していたときです。そこで初めて豊栄のことを知りました」と奥様。

さまざまな住宅メーカーがヒットし、その中に豊栄建設のホームページがありました。サイトに書かれていた“札幌市内での住宅建築数No.1”という文章に、管理している土地の豊富さを感じ、LINEで友だちに追加すれば有益な情報を得られるのではないかと、すぐさま追加されたそう。

その直後に届いた土地情報が、まさにご夫婦が望んでいた場所そのものでした。

「私たちの条件に加えて、近くに大きな公園もあり、申し分のない環境。しかも、お手ごろな価格でしたので、豊栄を訪れたその日に土地の抽選予約をしました。締切ぎりぎりでの申し込みでしたが、運よく当選することができ、これをきっかけに豊栄での家づくりが始まりました」

そして、2020年11月。念願のマイホームでの新生活がスタート。

広々とした快適な暮らしはもちろん、年齢の近いお子さまがいるお隣さんとも意気投合し、楽しい毎日を過ごしているとのことです。

 

 

Q:家づくりでこだわったところは?

「とにかく子ども重視で考えました」と奥様。

そこで取り入れたものが、帰宅してすぐに手洗いができるよう、玄関ホールから直接向かえる洗面台でした。

リビングに入る前に手洗いすることで、昨今のCOVID-19はもちろん、インフルエンザなど、さまざまな感染リスクからお子さまを守ることができます。そのような機能性を考えた動線に加えて、デザインにもこだわり、モールテックスによる造作物を採用。

「Instagramでモルタルの洗面台を見つけて、そのおしゃれさに衝撃を受けました。家の雰囲気に合わせて、可愛すぎず、カッコよすぎないバランスにするのが難しかったですが、私のイメージどおりに仕上がりました」

また、洗面台があるユーティリティ内には、もうひとつ、お子さまのための工夫が盛り込まれていました。

リネン棚を多めに設け、ファミリークローゼットとして活用しているそう。ファミリークローゼットを単独で設置するのも便利ですが、ユーティリティ内にあるのはもっと便利。

「特に子どもが小さいうちはすぐ服を汚すので、そのたびにわざわざ2階まで着替えに行く必要がありません」と奥様。

しかもユーティリティ内なので、汚れた服はそのまま洗濯機に入れ、体を洗う必要があれば浴室に直行することも可能。洗濯し終えた衣類もその場で片づけられるので、家事効率が格段にアップします。とても素晴らしいアイデアです。

 

そして、なかでもお子さまへの深い愛情を感じたアイデアがこちらでした。

キッチン横に設けた洋室をダイニングスペースとして利用しています。

 

 

Q:なぜここにダイニングテーブルを置いたのですか?

「もともとはキッチン前がダイニングスペースでした。しかし、玄関からリビングに向かう動線の中にあり、子どもが食事中に急な来客があった際、子どももお客さまも落ち着かないかなと。どちらも気兼ねすることなく、子どももゆっくりご飯を食べられるには、洋室をダイニングスペースとして使うのがいいかなと思ったんです」と奥様。

加えて、洋室をダイニングスペースにすることで、テレビが隠れます。これも奥様の狙いのひとつでした。

昨今、テレビを見ながらの食事は、躾の面だけでなく、咀嚼力や栄養吸収にも影響を及ぼすという調査結果があります。毎日の食事にも配慮した、ママならではの視点だと感銘を受けました。

 

 

Q:今後、さらにお子さまのためにと考えていることはありますか?

「キッチンの腰壁の前にカウンターテーブルを設置して、子どものスタディスペースにしようかと考えています」と奥様。

小学校低学年までは、勉強をする習慣を身につけることが大事。適度に集中でき、なおかつ親御さんの目が届く環境がベストと言われています。腰壁を少し高めにしたことにより、目の前の勉強に集中できつつ、目線を上げれば料理をしているママがいるという、何とも理想的なスタディスペースです。

 

 

Q:これから家を建てる方へアドバイスをお願いします

「土地で妥協しないことです」とご主人。

どんな良い家を建てても、場所が悪いと長くは住めません。土地への条件はいろいろあると思いますが、I様ご夫婦の場合、保育園、小中学校、小児科に近い、中央区へのアクセスの良さに加え、地下鉄駅までバスを使わずとも行ける土地を探したそうです。なかでも、ご主人は最後の条件を満たしていないものは、すべて候補から外したとのことです。

「理由は、子どもの交友関係に支障が出るかもしれないと思ったからでした。友だちと遊びに行っても、バスの時間を気にして先に帰らないといけないとか。そういったフラストレーションは、積み重なると大きなすれ違いを生みます。そこをとても考慮しました」

加えて、建物に関しては事例をたくさん見たほうがいいとのこと。

「Instagramはもちろん、それと同じくらいモデルハウスも回り、自分たちのやりたいことをリストアップしました。なかでも一番参考になったのは、苫小牧市矢代町のモデルハウス(※現在は公開を終了しています)でした。そこで見た1階部分は、まさに僕たちが住みたい家でしたので、ほぼ同じ間取にしたくらいです」

 

たくさんリサーチし、お子さまの先々まで考えられた、愛でいっぱい溢れたお住まい。
本当に素敵なお家であり、ご家族でした。

玄関ドアを開けると、真っ先に目に入るのがおうち型のニッチ。奥様のご要望により設置しました。茶色い屋根と小物で温かみのある雰囲気に。

1階の床は苫小牧矢代のモデルハウスと同じ無垢フローリングに。「経年の変化も楽しむつもりで」と奥様。

玄関前の階段に施した真鍮レター。見つけるとちょっとテンションが上がります。さりげないところから、おもてなしの気持ちが伝わってきます。

キッチンの背面には、ダークブラウンを基調としたカップボードと、飾り棚を設けました。グレーのポイントクロスともとてもマッチしています。

寝室には、映画好きのご主人のご要望により、プロジェクターとスピーカーを搭載したシーリングライト「ポップイン・アラジン」を設置。

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