Vol.24 メタルジョイントの正体
でっかい重機が入って、
大工さんも5人くらい入った日のことです。
俺はメタルジョイント工法の正体を
目撃しました!!(見えてるトコだけ、ですがね)
まず、この日もまたまた
調子に乗って上まであがらせてもらいました。
(ちゃんとヘルメットかぶって、大工さんの許可もらいました✌️)
クレーンが持ち上げた木材を大工さん二人がかりで
所定の位置においていく作業中でした。
「そっち入ったかー?」
「よーし!じゃこっちも行くぞー」
「そのまま降ろしてー!まっすぐまっすぐー!」
って感じ。
で、所定の位置って何かと言うと
金属の棒が見えますよね?
ここに真上から柱を「さす」ワケです。
この金属の棒や、柱に打ち込まれているボルトなど、
木材のあちこちに金具が見えました。
あちこちと言っても、金具だらけじゃないことは
写真見てもらえたらわかると思います。
大事な所にボルトがあるけど、それ以外は金具打ちまくってるワケじゃない。
これなら丈夫。
何年か経って木材が割れるとかも、起きずらいんじゃないかな。
ちょっと大工さんに聞いてみたら
「ボルトなんかの金具はメッキ処理されてサビに強いから木材には何年経っても影響ないんだよ」とのこと。
「だけどよ、100年もつか?って聞かれたら、それはわからんよ〜」
いやいや😅
100年も住みません。
100年後は、100年後の世の中のスタンダード技術で。その時イチバンかっこいい家を玄孫(やしゃご)か?来孫(らいそん)か?が建てるはずです!…というか、そうあるべき。
暮らし方も変わっていくでしょうし。いろんな技術も生まれているはず。
100年住宅とか、俺は要りません。
金具を使わず木材に凹凸をつけてガシッとかませて建てていく家もあるんだろうけど、相手は「木」なので。やっぱ組み合わせる部分は金具あった方が安心だな〜と。これ見ながら思いました。
さあ、現場の写真に戻ります✋
金属の棒にうまくはまったようです。
斜めになってないか。無理な力をかけてさしてないか。
隙間なく、しっかりささっているか。
何度も何度も確認。
最後は大工さんが体重かけて、しっかり押し込んで、この柱1本ようやく終了。
ビタっとハマったところでOK!
やったぜ✌️っ感じ。
ところで、柱には、「いろはにほへと」と「数字」が振られています。
写真の柱は「をー七」。
設計の佐藤さんに聞いた話を思い出しました(詳しくはこちら)
で、実はこの柱。写真は加工して隠しましたが
1本1本に、俺の名前がプリントされています!!!
(白い四角で隠した部分)
やーびっくりびっくり。
豊栄の家って、材料となる柱は事前に工場でカットされてくるんです(って)。
「プレカット」と言うらしいんですが、長さ、太さを図面通りに工場で「俺の家用」にカットし梱包し、現場に運ばれてくるんです(って)。
いや、聞いてましたよ。
ちゃんと、営業の三浦さんだったかな、板谷さんだったかな。
説明はしてくれました。
聞いてはいましたけど、ここまで徹底されているとは!
あれ?これ長すぎるな。しゃーない現場でカットしよう!とか。
おや?1本足りないな。しゃーない明日また続きをやろう!とか。
そーゆーことは無いわけです。
いやー。それにしても。
メタルジョイント面白い!現場みてると面白い!
施工例取材でよく聞いてました。
「毎週のように建築現場に通ってた。とても楽しかった」と。
こーゆーことだったんですね。