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- 地震の揺れは、壁だけでなく、床面をねじるようにも働きます。これに備えて、従来は火打ち梁という水平の斜め材を設けることが多かったのですが、壁と同様に地震の力が点に集中してしまい、効果は十全とはいえませんでした。
- かわって考案されたのが〈根太レス工法〉あるいは〈剛床工法〉と呼ばれる床組方法です。従来の工法では2階床に12mm程度の厚さの床下地合板を受ける根太と呼ばれる角材がありました。しかし、根太は地震の横揺れには抵抗できません。そこで〈根太レス工法〉では根太を無くし、かわりに床下地合板を従来の2倍以上の28mm厚にして、910mm間隔に配置された床梁に直接貼り付けます。耐力壁同様、住まいに加わる力を点ではなく、面全体で受けとめることで耐震性が向上します。火打ち梁をつかった工法にくらべて、数倍も床が変形しにいといわれます。
- 必ず地盤調査を行い、地耐力に応じて杭打ちを施したうえで基礎工事にかかります。建物の構造を支える基礎の立ち上がり部分の幅は、公庫基準の最高値である150としています。安心の厚みで建物をしっかりと支えます。